「沖縄で一番遠い島」と形容される渡名喜島。知名度はあまりありませんが、美しい赤瓦とふくぎ林の街なみが戦禍から奇跡的に逃れた美しい島です。那覇からフェリーに揺られること2時間。沖縄の古民家・ 赤瓦の宿 ふくぎ屋 に、愛犬さくらと3連泊してきました。
CONTENTS
慶良間諸島と久米島のちょうど中間に位置する渡名喜島は、沖縄の地元民でも知らない人がいるほどマイナーな島。それだけに、素朴な沖縄の原風景が今でも残っています。2011年のゴールデンウィークに、そんな島でのんびり過ごそうと愛犬さくらをつれて渡名喜島の赤瓦の宿 ふくぎ屋 で連泊してきました。
美しいふくぎ通りの古民家
渡名喜島での宿泊先は、赤瓦の宿 ふくぎ屋。古民家をリフォームした宿泊施設で、まさに村民になったような感覚で宿泊できます。事前に電話でワンコを連れて行けるか訊いたところ、「他のところだとダメだろうけど、うちは大丈夫ですよ」とお返事をいただいていました。
ところが ! フェリーから降りると宿の迎えの方に「犬、連れてきちゃいましたか」と言われてしまいました。うーん、ちゃんと事前に連絡しておいたのに、横の連携ができてないのかな……。まあ、大丈夫でしたが……。
赤瓦の宿は集落内に点在していて、今回はウチヌマテージ(屋号)という古民家にお世話になりました。宿泊する古民家まで送ってもらうと、部屋の中で宿泊についての説明をいろいろと受けます。
昔ながらの古民家で、2人で過ごすには十分。トイレとシャワーは別の建物にあります。食事ですが、今回は朝食だけ付けて、昼夕食は好きなものを食べることにしました。朝と夕は宿がやっているふくぎ食堂、昼はふくぎ食堂か西門、フェリーターミナルのソバ屋を利用しました。夕方になると、ライトアップされた村道を散歩して食事処に行くのはなかなか気持ちのよいものでした。
ふくぎ食堂は、定食から居酒屋メニューまで揃っていて、とても美味しかったです。おばちゃんひとりで切り盛りしている西門も、バランスよいメニューでランチには最適でした。
ふくぎ通りのライトアップは幻想的な雰囲気に
渡名喜島はいい意味で、本当に何もない島です。素朴な村の人々が美しい街並みに溶け込むように暮らしていて、のんびりするには申し分ありません。特に、ふくぎの村道は、昼間もいいですが夜になると足元がライトアップされてとても幻想的です。島内の移動には一人乗りのエコカーがありますが、連泊してのんびりと散歩してまわるのも、おすすめです。
GWに梅雨入りしてしまい、ちょっと天気はよくなかったですが、渡名喜島でのんびりできました。さくらもリフレッシュできたかな?