新緑の新潟、5月の半ばに 貝掛温泉 に日帰り入浴してきました。一度は行ってみたいと思っていた三国街道沿い、奥湯沢の秘湯。30℃近い夏日で愛犬さくらさんが心配だったのですが、宿には犬預所があるという情報をキャッチ! 意気揚々と立ち寄ったのですが……。
越後湯沢から国道17号、貝掛温泉の大きな看板のある脇道を入って、貝掛坂を下り、車一台がやっと通れる貝掛橋を渡って、念願の貝掛温泉に到着日帰り入浴は、10時30分から14時受付までです。
犬預所は宿泊者のみのサービス!?
駐車場に車を停め、受付へ。「犬を預かってくれる場所があると聞いたんですが……」と尋ねると、ご主人が一瞬「うっ」とつまったような顔をされ、「それは、宿泊者のみのサービスで……」とのお返事。「ダメですか?」と尋ねると、「そうですね……、車の中か、その辺に繋いでもらって……」と言われました。
まあ、宿泊者が一番なのはわかるんですけど、日帰り入浴の看板にも「宿泊のお客様の御利用を優先させて頂いております」とあり、なんだか日帰り入浴者を軽くみている気がしました。日帰り入浴者もお客様ですから……。
ちなみに、犬預所は冷暖房完備のようです。
写真撮影OK!? 開放的な露天風呂
ということで、夏日で車の中に愛犬を放置できないので、交代で入浴することに。
休日料金(1200円)を支払って浴場へ。建物は全体的に木の温もりが感じられ、掃除が行き届いていました。
浴場は、脱衣所、内湯、洗い場、露天風呂をいたってシンプル。やはり露天風呂が人気です。
露天風呂は開放感に溢れていて、かなりぬる目の湯船と奥に高温の湯船がありました。
浴場の注意書きで驚いたのが、撮影がNGではないところ。最大限の配慮をすればOKみたいです。
それはさておき、この貝掛温泉は目薬の成分の源泉ということで、目の温泉として有名です。
ちなみに、日本に目の温泉は3つ。貝掛温泉の他は、神奈川県の姥子温泉、福島県の微温湯温泉があります。
「貝掛温泉」物語として、説明書きがあったのですが、「明治時代には当時の宿主が『快眼水』の名で目薬を内務省の製造販売免許を受けています。」ってなんだか日本語が変です。
ちゃんと校正して修正した方がいいですね……。
山奥のお散歩が気持ちいい!
交代で入浴! ということで、温泉の周辺を散歩しました。
錦鯉が優雅に舞う池のほか、敷地の奥には滝もあり、なかなか涼やかで気持ちの良い散歩ができました。とはいえ、やっぱり夏は暑そうです。ベストシーズンは秋でしょうか。
全体的な感想ですが、まさに奥湯沢の一軒家、周囲には何もなく秘湯感がありました。
宿は清潔でしたし、接客もちょっと温かみに欠けてはいましたが、しっかりしていました。
ワンコと同宿については、非公式ながら犬預所があるのでOKですが、やっぱり同部屋にこだわる我が家としては「宿泊はないな」というところです。